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家では普通に話すのに、幼稚園ではまったく言葉を発しません

(質問)
来年、小学校へ上がる子どもがいます。
自宅や外出先では普通に話すのですが、幼稚園では、先生や友達の 前で、一度も言葉を発したことがありません。
何が原因なのでしょうか? 小学校入学までに治ればいいと思って いますが、とても心配です。

(答え)
言語の発達は正常なのに、学校や人前など特定の場面ではまったく話をしない状態を、「場面緘黙(かんもく)」または「選択性緘黙(かんもく)」といいます。
小学生くらいの子どもに見られ、時々親御さんから相談を受けることがあります。

どちらかというと、繊細なタイプの子どもに多く、外の世界での緊張感や、不安感から、話せなくなることが多いといわれています。友達にからかわれたり、いじめられたりしたことがきっかけで話さなくなることもありますが、特に理由がない場合もあります。

詳しいメカニズムは、まだ分かっていないのですが、ほとんどの子どもは、思春期以降になると、自然と話せるようになります。だからあまり深刻に悩まずに、しばらく見守ることが大切です。

家庭や外出先では、普通に話しているようですし、言語の発達に後れが出たり、心身の成長に大きな影響があるわけではないので、安心してください。

ただし、学校に行きたがらなかったり、言動に落ち着きがなく、情緒が不安定になるなど、ほかにも心配な面がある場合には、一度、専門医に診せるとよいでしょう。

「場面緘黙」の子どもに接するときに気をつけたいのは、決して無理にしゃべらせようとしないことです。
「どうして学校で話さないの?」などと責めたり、話すことを強要すると、よけいに症状を悪化させてしまうことがあるからです。

来春入学ということですが、もし学校で話せない場合は、先生のじゅうぶんな理解と協力が必要です。
子どもは単なるわがままで「話さない」のではなく、心理的な原因で「話せない」ということをよく分かってもらってください。

具体的には、授業中に順番に当てたり、2人組で教科書を読み合ったりするような指導法は避けてもらいましょう。
そのうえで、家庭では積極的に会話をし、「コミュニケーションは楽しいものだ」ということを教えてください。また、友達を家に呼んで遊ぶのもよいと思います。学校では友達と話せないけれど、家でなら気楽に話せる子どももいるからです。

できないことよりも、まずは今できることをほめて育てていくことが大切だと思います。