シリーズ400万部突破!マンガで楽しく、手軽に読める『子育てハッピーアドバイス』シリーズ

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『知っててよかった 小児科の巻』発刊によせて・吉崎先生と明橋先生にインタビュー
2009年6月5日
『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻』の著者、吉崎達郎先生と明橋大二先生に、この本の魅力とポイントをお聞きしました。
発熱やセキは ワルモノではない
――『小児科の巻』が生まれたきっかけは?
明橋:『子育てハッピーアドバイス』の愛読者カードを読んで感じるのは、親御さんが不安に思うのは、子どもの心の問題だけではない、体の病気についても同じくらい不安を感じているということでした。
もちろん、「子どもがこんなにキレまくっていて大丈夫だろうか」という「心の問題」の不安もあるのですが、実際、毎日毎日の不安はむしろ、発熱だったり、おむつ外れのことだったりするわけですよね。
そういうことに、親御さんが安心できる本があると、さらにイライラせずに済むんじゃないかなと感じていました。そこで同僚で小児科医の吉崎医師に、子どもの体の面のハッピーアドバイスを作ったらどうかなと相談しました。

吉崎
:私も、毎日の診療の中で、お母さんたちが安心できる正しい知識を、あらかじめ持ってもらえたらなと感じていました。
家で子どもの病気や体の変化に直面した時、いつでもすぐに病院で受診できるわけではありません。特に子どもは、夕方から夜にかけて熱を出すものです。
でも夜間に小児科はやっていないですから、お母さんは独りで不安になり、苦しみます。インターネットで調べる人もあるようですが、情報があふれていて、かえって不安になってしまうこともあるようです。
熱はお母さん方にとっては心配の種なんですが、実は、決してワルモノではなく、「ウイルスや細菌と有利に闘うために、わざと体が体温を上げている」のだと知っていれば、そんなに不安にならなくて済むのではないかと思うんです。ほかにも、事前に知っていれば安心できる大事なことがたくさんありますので、そういう知識をこの本にまとめました。
――この本を通して、吉崎先生がいちばん伝えたいことは?
吉崎:ママやパパの大切な役目は、子どもが「自分で治す力」を引き出し、できるだけラクに過ごせる環境を整えることです。この本を通して子どもの持つ素晴らしい力を知ってもらいたいですね。子どもは意外と丈夫なんだということです。
「まず、薬」よりも 子どもの回復力を引き出す
――医学書というと難しいイメージがあるのですが、分かりやすくするために工夫されたことは?

吉崎:病気の名前や難しい医学用語はできるだけ使わないようにしました。また、発熱、セキ、鼻水、嘔吐、下痢の五大症状は決してワルモノではないということを正しく分かってもらうために、この五つを戦隊ヒーローに例えて、身を守る、マモルンジャーと名づけてマンガのキャラクターにしてみました。

明橋
:あれ、すごく分かりやすいですね。
――明橋先生から見られて、これまでの小児科の本にはない特長は何だと思われますか?
明橋:子どもの疾患別に、この病気はこうしたらいい、と書いてある本はけっこうあると思うんです。その土台になる考え方、子どもの回復力を信ずる、ということを、いちばん力を入れて書いてある点ですね。医者からすると、そこがいちばん大事なんですよね。そのうえで、薬とかケアとか、対処があるわけで、土台になる部分をしっかり書いてある本というのは、今まで、あまりなかったんじゃないかなと思います。
明橋先生の相談室も掲載
これまでに書けなかった「遊び食べ」「グズり」など
――今回、明橋先生にも、遊び食べやグズりなど、育児の大きな悩みについて書いていただきました。
明橋:今までの『ハッピーアドバイス』シリーズでは書けなかった部分なんですけれど、そういうことがけっこう、親御さんのストレスの原因になっているわけですよね。だから怒らなくていいことを怒っていたり、不安に思わなくていいことを不安に思ったり。
そうなるのは、自分のしつけが悪いから、育て方が悪いからと自分を責めてしまっている。今までのシリーズでは書く場所がなかったので、今回、書く機会ができてよかったなと思います。
吉崎:本当に大事なところですよね。私もずっと明橋医師の『ハッピーアドバイス』が好きで、子どもの体の面からお母さんたちの心を軽くできたらなと思っていました。
クスリが病気を治すのではありません
お母さんたちの心を軽くするアドバイスが満載!

──「はじめに」の中に、「正しい知識を伝えて、親御さんに安心と自信を」と書かれていますが、具体的にはどういうことでしょうか?
吉崎:子どもの回復力ということに関連するのですが、毎日の診療でお母さんたちと話をしていると、子どもの病気が治るのは、クスリの力が9で、子どもの回復力が1くらいに思っておられるように感じます。医者の感覚では、反対に、クスリの力が1で、子供の回復力が9なんですね。
明橋:だから熱が出ていても、「元気なら家で様子を見ておいてください」と、医者は言うわけですけれど、親御さんは納得されない。なんでこんなに熱が出てるのに、ほっといていいのかと。この本に書かれているようなことをあらかじめ知っていれば、病院に行った時に、「大丈夫ですよ」と言われたら、「ああ大丈夫なんだな」と安心できるんです。逆に、こういう正しい知識が事前にないと、いくら医者に大丈夫だと言われても、信じられず、何もしてもらえなかったと思って、ますます不安になってしまうんです。

──子どもの病気について書かれた本には、病名がずらっと並んでいるものがほとんどです。いろいろな病名を見るだけで親は心配になります。
明橋:「こういう病気の可能性もある」と書いてあると、本当は1%もないのに、90%そうじゃないか、みたいに思ってしまいますよね。
吉崎:この本には、病名はあまり入れないようにしてあります。「子育ては初めてのママやパパが読んで安心できる本を」というところにウエートを置きましたので、病名を入れるとかえって不安の種になりますから、あえて入れていないんです。
明橋:そういう本は珍しいですね。

「おむつ外し」ではなく、「おむつ外れ」

──今回、おむつの話も書いていただいていますが、育児の大きな悩みの1つですね。
明橋:「おむつ外し、親が外すんじゃない」という話は、「おっそうだ」という感じですね。
吉崎:「おむつ外し」とよくいわれますが、本当は親が外すものではないということですね。赤ちゃんは、周囲とのコミュニケーションの中で、「オシッコやウンチはトイレでするもの」と理解し、成長とともに、おむつから離れていきます。ママやパパは、その「おむつ外れ」を、少しサポートするだけなのです。聞けば「そうだ」と思うようなことでも、言ってくれる人がなければ分からないですよね。そういうことを知ってもらえたらいいですね。

『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻』では
「本当はどうなの?」というママたちの疑問に答えています!
・ 発熱で脳がやられたり、後遺症が残ったりすることはありません
・ 単なる風邪でも、2、3日は熱が続くもの
・ 発熱やセキ、鼻水、嘔吐、下痢などの症状は、体の防衛反応。悪いのは、ウイルスや細菌です
・ 急いで受診すべきか迷ったときは……
・ ママの「何かしらふだんと様子が違う」という直感も大切に
・ よくある病気の大部分は、子どもが自分の力で治しています