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親が楽になると、子どもも楽になります
            

明橋大二先生の
親子でホッとする子育て教室【492号】

もくじ

◆子育て相談室Q&A
 ・不登校の子どもにどう対応していけばいいのか、
  どこに希望を持てばいいのか、
  アドバイスをお願いします

◆今週の一言メッセージ

◆ホッとインフォメーション
 ・新刊『HSC子育てあるある うちの子は
   ひといちばい敏感な子!』
   明橋先生からHSCを育てるママへの
   メッセージを特別公開
 ・「自己肯定感なんて、全くなかった…」
     Twitterで反響を読んだ、あるママの手記
 
 

子育て相談室Q&A

【質問】
不登校の子どもがいます。フルタイムで働い
ているので、帰宅してからと、休みの日は、
できる限り子どもたちに寄り添えるように、
日々奮闘しています。
しかし、長期戦になってきて、最近、息切れ
気味で焦っています。
これから子どもにどう接していけばいいのか、
どこに希望を持てばいいのか、アドバイスを
お願いします。

【答え】
不登校の対応は大きく分けて、3つの時期に
分かれるといわれます。
最初は休養期、次が充電期、3番めは援助期
といいます。

※休養期、充電期については、前回のメルマ
ガをごらんください。本日は、3番めの援助
期からです。

家でたっぷり休んで充電が完了すると、子ど
もは家の中では退屈してきて、「外に行きた
い」と言いだします。
そこで、学校復帰に向けて、どういう援助を
していくか、という段階に入ります。これが
「援助期」です。

「充電期」から「援助期」への変わりめの目
安は、子どもの口から学校の話題が出てきた
り、友達の話題が出てきたりした時です。調
子が悪い時は、一切そういう話題は出ません。

そういう話題が出てきたら、いきなり学校に
行ける子もいますが、放課後だけ先生の顔を
見に行くとか、まずは保健室登校とか、ある
いは学校そのものにアレルギーになっている
場合はフリースクールとか支援教室に行くな
どしてみる。
集団が苦手ならば、とりあえず家庭教師に来
てもらって、家族以外の人と会う場を作るな
ど、いろいろ選択肢はあると思います。

大人の役割は、とにかく「情報集め」です。
どんな行き先があるか、情報を集めます。そ
して、決めるのは子どもです。
そうしていくと、「じゃあここ行ってみようか
な」と少しずつ通いだすようになっていきま
す。

ここで大事なことは、マクロな見方ではなく、
ミクロな見方をすることです。
学校行くか行かないか、勉強するかしないか。
そういうマクロな目で見ると、1カ月たって
も2カ月たっても「うちの子はちっとも変わ
りません」となってしまいます。

でもそういう時、私は親御さんに聞くのです。
「では1カ月前と全然変わらないですか? 
例えばリビングに出てくる頻度はどうです
か? 食欲どうですか?」と聞くと、「最初に
比べたら、ご飯も食べるようになりました」
とか「笑顔が見られるようになりました」と
か「テレビを見るようになりました」と答え
られます。

ちゃんと変わっているのです。
ミクロの面で見ると、確実に、一歩一歩回復
しているのです。
無理なプレッシャーさえかけなければ、子ど
もは必ず、少しずつ元気になっていきます。
その右肩上がりの延長線上に、回復というこ
とがあるのです。
決して焦る必要はない、ということです。

ただ、こういうことを親一人で抱えるのは大
変ですので、親も支えが必要です。
不登校の子どもを理解してくれるカウンセラー
や、相談機関もあります。
私がおすすめなのは、「親の会」です。
不登校の親御さんが各地で親の会を作ってい
ます。全国にありますので、ネットで調べれ
ばすぐに見つかります。
みんな同じ経験をしていますので、「分かる
よ」とみんな共感してくれますし、一緒に涙
を流してくれます。また、先輩お母さんお父
さんの話を聞くと、ああ、ちょっとずつ元気
になっていくんだ、ということが分かります
ので、親自身がホッとできる場所になると思
います。

親が楽になると、子どもも楽になります。そ
れが回復につながっていくのです。


 明橋先生の 今週の一言メッセージ



ホッとインフォメーション

『HSC子育てあるある うちの子は
 ひといちばい敏感な子!』
 明橋先生からHSCを育てるママへの
 メッセージを特別公開

先日発売された太田知子さん作の『HSC子育
てあるある うちの子は ひといちばい敏感な
子!』は、初めてのHSC子育てマンガです。

『HSCの子育てハッピーアドバイス』で明橋
先生が伝えたかったことが、太田さん自身の
育児体験から、具体的で、より分かりやすく、
マンガで描かれています。

明橋先生が監修者として、この本に寄せられ
たメッセージを公開しました。
本の中身も20ページ、たっぷりごらんになれ
ますよ(*^▽^*)


※画像をタップしてごらんください

自己肯定感なんて、全くなかった…」
  Twitterで反響を読んだ、あるママの手記

「子育てしている私自身が、自己肯定感が低
いと感じています」
これは、明橋先生の講演会の後に、必ずといっ
ていいほど参加者から出る質問だそうです。

自己肯定感が低くなる理由はいろいろありま
すが、そのうちの1つは、虐待を受けるなど
の、親から否定です。
「自己肯定感なんて、全くなかった」という
さおりさん(仮名)の手記から、子どもの頃
の心の傷を治し、自分を肯定することができ
るようになった心の過程を紹介します。


※画像をタップしてごらんください


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明橋大二先生のプロフィール
昭和34年大阪府生まれ、京都大学医学部卒業。
真生会富山病院心療内科部長。
児童相談所嘱託医やNPO法人子どもの権利
支援センターぱれっと理事長、富山県虐待防
止アドバイザーとして、子どもの問題に関わ
る。
ホームページ http://www.akehashi.com/