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「明橋大二先生の 親子でホッとする子育て教室」が配信されました【子どもの心が健康に育つために。親からの最高の贈り物とは?】
2017年11月16日

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  明橋大二先生の
  親子でホッとする子育て教室

              【第439号】
         平成29年11月16日発行
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☆もくじ

◆コラム
 子どもの心が健康に育つために
  ~親からの最高の贈り物とは?

◆ホッとにゅーす
 子どものコミュニケーション力を育てるには
  小児科医・吉崎先生のアドバイス

 

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★・゜明橋先生の子育てコラム 
「輝ける子」に育つ、ちょっといい話☆・゜
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 子どもの心が健康に育つために

               明橋 大二

 以前、「引きこもり・ニートの予防」というテーマで、講演を行ったことがあります。
 引きこもり、ニートの予防として、親の関わり方について私が話をすると、親御さんの中には、「そういう関わり方をしていなかったから、子どもが引きこもりになったんだ」と自分を責めてしまう方があります。しかしそうではない、ということを、まずお断りしておきたいと思います。
 もちろん、親である以上、子どもの育ちにまったく関係がない、ということはありえませんが、しかし逆に、親の育て方だけで子どもの人生が決まってしまうわけではないのです。きょうだい同じように育てても、別々の人生を歩む子どもがあるように、子どもの持って生まれた性質というのもあります。学校や社会といった環境も大きく影響します。

 また、「予防」というと、引きこもりやニートが何か悪いことのように思う人もあると思います。しかし、不登校や引きこもりが必要な人もあります。
 電気器具でも、オーバーヒートすると、スイッチを切る、サーモスタットというものがあるように、人間も、背伸びしすぎた時、頑張りすぎた時、疲れ切った時、あえて、スイッチを切って休まざるをえなくなった状態が、不登校、引きこもりともいえるのです。
 しっかり休めば、オーバーヒートはおさまって、また元気が出てきます。

 そういうことを踏まえたうえで、では、引きこもり・ニートをふくめて、子どもの心が健康に育つためには、何が必要か、ということですが、それは一言でいうと、「自己肯定感を育む」ことに尽きます。
 自己肯定感とは、自分は大切な人間だ、自分は必要な存在だという感覚、もっと平たくいうと、「自分のことが好き!」といえる気持ちをいいます。
 今の日本の子どもたちは、この自己肯定感が決して高くないことが、いろいろな調査で分かっています。

 今までの日本の子育て、教育は、大体において、できたことは当然として、できていないことを注意して、改めさせる方針できました。やっていることは当然として、やれていないことを叱って伸ばす方針できました。しかしこれだと、子どもが受け取るメッセージは、「できていない」「やっていない」と否定する言葉のオンパレードです。

 もちろん、子どもの自己肯定感がじゅうぶん高い状態なら、それも有効でしょう。そういう関わりによって、よけいに伸びる子もいると思います。
 しかし、今は、むしろ、自己肯定感が低い子どもが7割を占める状況なのです。そういう状態で、さらに否定的な言葉をかけ続けるということは、すでに借金をしているのに、さらに借金を重ねるようなものです。
 赤字になった時には、貯金が必要なのです。子どもの心の貯金は、ほめられること、認められることです。

 例えば、片づけをちっともしない子どもがいる。しかし、そういう子でも、歯磨きはちゃんとしているかもしれない。歯磨きはちゃんとしなくても、食事の前に手を洗うことはしているかもしれない。歯磨きも手洗いもしていなくても、お友達と元気に遊んでいるかもしれない。
 できていることをまず、「あんたは、ちゃんと○○できているところが、いいね」と伝えていくのです。そんなこと当たり前だと思うかもしれませんが、それでも、言葉に出して、ちゃんとほめていくのです。認めていくのです。
 もちろん、改めてほしいところを全然言ってはいけないとは思いませんが、じゅうぶんやっていることを認めたうえで、してほしいことを伝えていくのです。

 小学生なら、漢字テストで、50点だったとします。私たちは、ついついできなかったところに注目して、これもできてない、あれもできてない、と言います。子どもが受け取るメッセージは、否定のメッセージばかりです。
 しかし、考えてみてください。0点ではないのです。50点は取れているのです。それなら、50点は叱られても、あと50点取れた分は、ちゃんと認めてもらってこそ、フェアな評価といえるのではないでしょうか。
 さらにいえば、自己肯定感の低い子には、できない50点は言わずに、できた50点を、「これもできたね」「これも書けたね」とほめていくのです。そうすると、子どもは自信を持って、やる気を出して、じゃあ今度は、もうちょっと点数取れるように頑張る!と必ず言います。

 そのように自己肯定感を育ててもらうと、学校や社会でつらいことがあった時、「自分がダメだからこういう目に遭うんだ」と思うことが少しでも減るかもしれません。
 そうすると、誰かに相談できるかもしれません。
(逆に、自己肯定感が低いと、よけいに人に相談しにくくなります。自分が悪いと思うからです)

 そういう意味で、自己肯定感というのは、これから厳しい世の中を生きていく子どもに対して、親ができる最高の贈り物だと思うのです。

 

★明橋大二先生のプロフィール
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昭和34年大阪府生まれ、京都大学医学部卒業。
真生会富山病院心療内科部長。
毎日たくさんの患者さんの「心のケア」にあ
たる一方、スクールカウンセラーとして学校
の先生や子どもたちの相談を受けたり、全国
各地で講演を行うなど、幅広く活躍。
ホームページ http://www.akehashi.com/

 

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★・゜ ホッとにゅーす  ☆・゜
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 子どもが1歳を過ぎると、「うちの子は、周りの子に比べて言葉が遅いのでは?」と心配になる親御さんが多いようです。
『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻』の著者で、小児科医の吉崎達郎先生は、「コミュニケーションの力を育てるうえでもっとも大事なのは、子育てに関わる人たちがよい聞き手になって、子どもの『伝えたい気持ち』に共感することだ」と言います。
 吉崎先生のアドバイスが、しながわパパママ応援サイトに掲載されました。

 言葉を発するまで~コミュニケーションの発達にも順序がある
 http://city-shinagawa-kodomomirai.tokyo/column/expert_advice_detail/4896

 

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